暦の上ではとっくに秋ですが、高校野球が開催中なので、まだまだ夏真っ盛り
と感じる今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日鹿児島市上中級一次合格発表があり、一次合格者を対象とした集団討論練習を行いました。
※鹿児島校での集団討論練習風景
集団討論を二次や三次で課す自治体も少なくありませんが、集団討論の経験が無くて不安に感じる方も多いかもしれませんね。
集団討論が課される試験を受ける方は、まず「なぜ集団討論が課されるのか」を考えるべきです。
集団討論では、知識があるかないかよりも、面接では評価しづらい『集団の中でのふるまい方』、『複数の他人との関わる態度』など、組織で働く上で最も要求される能力の一つの『対人的能力』があるかないかが特に見られます。
例年、鹿児島市の集団討論では、各グループでまとめた結論を最後に発表させるようなことはありません。
このように、最後にテーマについての意見・結論を発表する時間を設けない自治体も実は多いです。
つまり、集団討論は『結論』ではなく『過程』が重要なのです!
討論の「進め方」のポイントとしては
自分が何で討論に貢献するか考えた上で臨む
時間配分や役割分担(仕切り役、時計係など)をまず決める
テーマについて知識不足でも、人への同調や質問、論点の提示などでもいいので必ず発言する
しゃべりすぎたり、相手を批判したりしない
議論がテーマから逸れそうになったら軌道修正したり、節目で議論の整理をする
など色々とありますが、
これらのポイント以外で面接試験同様に、見た目の雰囲気や姿勢・態度、表現力などもかなり大切です
鹿児島市は集団討論が終わってから同じ日に集団面接と個別面接が実施されますが、その個別面接の際に、集団討論での特に「傾聴姿勢」を褒められた受講生が過去何人もいます。
『傾聴姿勢』とは、「うなずき」や「あいづち」などを交えて、相手の話の意味や感情を受け止め、相手が話をしやすくなるような聞く姿勢。
ということになりますが、発言する時間より、話を聞く時間の方が一人あたりで言えば圧倒的に長くなる集団討論では、発言している人以外の「聞く態度」がかなりチェックされているということを知っておかなければなりません。
集団討論では「どのように討論を進めていくか」と「聞く姿勢・態度」、「話す姿勢・態度」を常に意識して臨みましょう
担当;肱岡