こんにちは、チューターのSです。
今回は鹿児島市上級の2次試験対策について書いていきます。
鹿児島市の1次試験(教養試験・専門試験)を突破すると、市から郵便で2次試験の案内が届きました(平成30年度の場合)。
鹿児島県もですが、2次試験は2日間にわたって行われます。(ちなみに1日目のスケジュールはその時の郵便通知で分かりますが、2日目のスケジュールは分かりませんでした。)
1日目は適性検査と作文試験(800字以内)が課され、2日目は集団討論、集団面接、個人面接が課されました。
鹿児島市の試験は市の政策や現状、抱える課題などを把握する必要があります。市民向けの直近のイベントや窓口案内は市民のひろばを参照し、市の取り組みに関する報告などは市議会だよりや市政報告を参照していました。もちろん、HPからも閲覧できる情報はたくさんありますので、随時確認してみて下さい
2日目の人物試験は〈集団討論〉→〈集団面接〉→〈個人面接〉の順にすべて一日で行われます。
集団討論に関すること(出来栄えや言い残したこと、隣の方が話した良かったと思う意見)を集団面接で聞かれたので、いかに傾聴しているかを問われた気がしました。
また、集団面接に関すること(言い残したことや集団面接での出来栄え、さらに深追いした質問)も個人面接で聞かれました
人の意見を覚えながら討論や面接をするのは容易ではないですが、話の流れを掴み、ニュアンスで把握し、言葉を想像して映像化することで思い出すことができると思います。
集団討論での面接官の着眼点だろうと思うポイントは、「集団の中でどのような振る舞いをするのか」、「聴く時の姿勢」です。
聞く姿勢ですが、頷くだけでなく、他の人のアイデアに+αのアイデアが生まれた時は「○さんの意見から私は~」と話に入っていくと、傾聴を体現することができます(アイデアがない時の便乗にも使えます!)。役職を与えられた人も、そうでない人も討論に貢献する姿勢を見ていますので一生懸命参加して下さい。
貢献するにあたり、1、筋道の通った意見を発言できるか 2、正しい知識を適所で発言できるか が重要になってきます。
ここで注意してもらいたいのは、自分の考えた解決策がすでに世の中に出回っている手段だったり予算度外視の経営感覚のない答えだったりする恐れがあるので、すでにある他の自治体などの解決策を知識として提供していければよりいいと思います。(様々な自治体の取り組みの現状を勉強する必要がありますね!)
集団面接での質問は、私のグループの場合は大体が挙手制でした。
早く挙手しても、話の中身がまとまっていなければ答えの質が落ちてしまいますし、遅いタイミングでの回答も印象をよくしないので注意が必要です。
念頭に置いてほしいことは、集団の中で直接的な比較をされて試験を受けているということです。
尚、挙手制以外にも、順番で回答させたり、指名して回答させる場合もありますので、臨機応変に対応しましょう
個人面接では、関心事項や知識量を問う質問が私の場合多かったので、手広く勉強しておいて強みになった部分でした。アイデアとして…(プラスチックごみ問題、各自治体のイベント、フリーター、新幹線の功罪、TPP、混合医療の拡大、科学技術の発展の功罪、NGO・NPO・公務員、少子高齢化について、防災、都市圏の大学と地方創生、土地所有者不明問題、老朽化下水道、空き家、県と市、国家公務員と地方公務員、観光ほか)
ちなみに、私は技術系区分での受験でしたので、関連した時事問題や専門的知識なことも聞かれました。
鹿児島市の募集案内には『 最終合格者は、第2次試験の結果に基づき決定し、第1次試験の結果は反映されません。 』と記載されているとおり、いわゆるリセット方式になります。
中でも人物試験は、例年通りならば、集団討論、集団面接、個別面接すべて実施されますので、ほんとに人物重視ですよね。
自己分析などもしっかりと行い、万全な準備で頑張ってください