皆さんこんにちは。チューターのKです
そろそろ希望する自治体や併願先のエントリーシート提出が始まっている人もいるのではないでしょうか。今日は私の公務員試験の経験を踏まえて、エントリーシートの書き方についてお話しさせて頂きたいと思います。
エントリーシートを書く時に重要なことが大きく二つあります。
それは「添削」と「自分のキャラクター設定」です。
まずは「添削」です。
一回目の下書きから自分なりの完璧を目指さずに、こまめに添削してもらうことが大切です。
最初から完璧なエントリーシートを目指してしまうと、視野が狭くなり、いざ添削をしてもらっても中々自分のつくったベースを崩せずに苦労してしまいます。それよりはとりあえず書いてみたエントリーシートを一度添削してもらい、客観的な意見を貰った方がいいエントリーシートを書けると思います。
考えすぎて視野が狭くなるよりも、深く考えずに少しずつ訂正していく方が、より多くのアイデアが出てくると思います。また、同じ先生や友達に添削してもらうのではなく、様々な人に見てもらうことが重要です
私は、東京アカデミーでは二人の先生に添削してもらい、大学の先生や、民間企業を受験した先輩にも添削して頂きました。それぞれ違う視点から添削をしていただくことで、客観的に見た自分像を実感できると思います。
次に「キャラクター設定」です。
面接では、部活動のキャプテンや生徒会等の経験がある人が有利だと考えられがちです。たしかにそのようなリーダーシップがある人は魅力的に見えるとは思いますが、面接官としても募集枠内でのバランスを考えて採用しています。
仮に五人採用の自治体で五人ともリーダーシップがある受験生を採用してしまうと、互いに衝突し、仕事は上手くいきません。サッカーと同じで、周りに指示を出すMFや、積極的に動けるFW、全体を見てフォローに入るDFがいて、初めて仕事が上手く回ります。ありきたりなリーダーシップという長所で勝負するよりも、自分に合ったポジションを考え、それに沿った自己PRを書くことが重要です
私自身、中学・高校の同窓会幹事や総務、サークルの部長を経験し、初めは長所としてリーダーシップを挙げていました。しかしリーダーシップで勝負するには倍率的に厳しいと考え、長所をマネジメント能力に変えました。
「サークルの部員や友人と話し、それぞれの個性にあった役割分担を行ってきました。」と自己PRに書き加えるだけで、一気に周りの長所を引き出すマネジメント能力をアピールできたと思います
自分のキャラクター(長所)を設定した後は、それに矛盾しないよう、他の項目を埋めていきます。長所でリーダーシップを挙げた人は他の欄でさりげなく協調性をアピールし、独りよがりのリーダーでは無いと思わせることが大切です。反対に長所で協調性を挙げた人は他の欄でさりげなく責任感ある行動を取り上げ、ただ流されやすい人間ではないとアピールすることが大切です。自分の長所を裏返して、その弱点を補えるようなエントリーシートを書くことをオススメします
「添削」、「キャラクター設定」
この二つに気を付けて書くだけでエントリーシートは大きく変わると思います。まずは自分をどういう人間で売り込んでいくか決め、こまめに添削をしてもらうことが大切です。
皆さん頑張ってください